マイホーム購入のときには一生住み続けるつもりでも、なんらかの理由で売却することになることがあります。
売却する際には、なるべく高く売りたいものですよね。
家探しの段階から売却するときのことを考えるのは早計かもしれませんが、どんな物件が値落ちしづらいのか、頭に入れておくと後で役立つかもしれません。
▽一戸建てとマンション
まず、将来売却する可能性があるのであれば、一戸建てよりもマンションのほうがおすすめです。
マンションと比べると一戸建てはどうしても値落ちします。
マンションのほうが駅の近くなど利便性の高い場所に建っていることが多く、それだけ需要があるからです。
また、マンションには鉄筋コンクリートや鉄骨が使われているため、木造の戸建て住宅よりも傷みにくいという特徴があります。
▽最も重要なのは立地エリア
しかし一戸建てであってもマンションであっても、重要なのは立地エリアです。
人気の高いエリアであれば、多少古い物件であっても、住みたがる人は多いと考えられます。
通勤・通学に便利な駅の近くが人気ですが、子どもがいる家庭では繁華街よりも郊外の環境がいいエリアが好まれることもあります。
このような立地では近くに商業施設があることや、物件に駐車場が付いていることが重視されるでしょう。
▽普通の住まいがよい
マンションが一戸建てより人気がある理由の一つは、普遍的な間取りであることです。
一戸建てに住む人にとってはマンションの間取りはどれも似たようなものでつまらないと思われるかもしれませんが、それだけ多くの人が住みやすい、一般的な間取りになっているのです。
一戸建ての場合も、個性的な間取りよりも、普遍的な間取りが好まれる傾向にあります。
また、マンションの共用設備にも注意です。
いろいろな設備が付いているほうが資産価値が高そうに見えますが、維持費用がかかったり、管理がしっかりされていなかったりというリスクがあるため、敬遠されることがあります。
以上の理由から、シンプルで住みやすく、便利なエリアにある住宅が値落ちしづらいと言えるでしょう。