都市部と地方では、当然のことながら不動産価格が異なっています。
特に最近のトレンドとして、東京オリンピック開催に向けて東京の不動産価格が上がり続けていることはみなさんご存じのとおりです。
一方で地方の不動産価格は下落傾向にあり、二極化が進んでいます。
都市部と地方の不動産価格の推移や、注意すべきポイントについて確認しましょう。
▽東京カンテイの価格推移
不動産データバンクである「東京カンテイ」では、毎月中古マンションの価格推移を価格天
気図として発表しています。
価格が上がった地域は晴れマーク、価格が下がった地域は雨マークとなっており、全国の中古マンションの価格推移を見るのに役立ちます。
https://www.kantei.ne.jp/report/price_weather_map/index.htmlこれを見ると首都圏をはじめとした都市部では晴れマークが多いものの、地方では雨マークが目立っていることがわかります。
地方の厳しい現状が目に見えるようです。
▽地方都市への投資は悪くない?
しかしながら、地方都市の価格の下落は不動産投資を考えている人には悪いことではありません。
物件が安く手に入れば、それだけ高い利回りを実現することができるでしょう。
また、最近はマイナス金利でお金をたくさん貸したがる金融機関が多いため、エリアや物件によっては有利な条件で融資を受けられるかもしれません。
ただし、入居者がいないような地域では、いくら安い物件を手に入れても収入が得られません。
将来的に開発が見込まれそうな地域ならよいのですが、そのような地域はすでにほかの投資家も目を付けていることでしょう。
地方といっても、そこそこ人口が多い地方都市を狙っていくのがいいかもしれません。
▽都市部の不動産売却の注意点
首都圏ではマンションの価格が上がり続けているため、「自分も高く売れるだろう」と思いがちですが、価格が上がっているのはあくまで平均だということに注意してください。
大きく値上がりしている物件もあれば、値下がりしている物件もあることでしょう。
不動産売却については専門家の意見を取り入れることが大事です。
都市部の不動産売却でも地方と同様、不動産会社とのコミュニケーションを密に取っていくのがよいでしょう。