空き地というとアニメ「ドラえもん」を思い出します。
「ドラえもん のび太の日本誕生」では、のび太が空き地に家を建てて持ち主に怒られるシーンが描かれていました。
空き地にも持ち主がいるのだと感じさせてくれるシーンです。
普段は気に留めない空き地でも、一体だれのものなのか、ふと気になったことがある人もいるのではないでしょうか?
この記事では、空き地の土地所有者を調べる方法についてご紹介します。
▽土地所有者は調べられるの?
とはいえ、さすがに通りかかった空き地を見ただけで「この空き地は誰のものだろう?」とわざわざ調べることはあまりないと思います。
たとえば隣の空き地に草木が生い茂っていて問題があるとか、近くの空き地を購入したいとか、なんらかの理由があることでしょう。
結論から言えば、理由や目的はどうであれ、土地所有者を調べることは可能です。
費用は一件あたり数百円で、それほど高額ではありません。
▽法務局で調べる
もっとも一般的な方法は、土地を管轄している法務局に行くことです。
法務局では「登記事項証明書(登記簿謄本)」や「登記事項要約書(登記簿の閲覧)」によって、不動産の所有者の情報を提供しています。
申請に必要なのは調べたい空き地の「地番」です。
地域によっては日ごろ使っている住所とは異なるため、法務局備付けの公図から目的の地番を探すことになります。
住宅地図に地番が記載された「ブルーマップ」というものもありますが、発行されていない地域もあります。
その他、詳しいことがわからない場合も、まずは法務局に相談してみましょう。
▽インターネットで調べる
調べたい空き地が遠くにあって法務局に足を運べない場合は、インターネットで調べる方法があります。
一般財団法人民事法務協会が運営している「登記情報提供サービス」では、クレジットカードを使って一時利用をすることができて便利です。
「登記情報提供サービス」は登記内容を確認するためのサービスであって、提供されるPDFに法的な証明力はありません。
とはいえ、遠くの土地の所有者を調べたいというときには役立つことでしょう。
法務局に行くかインターネットサービスを利用するか、自身の状況に合わせて選んでくださいね。