2020年の東京オリンピック開催が決定したのは2013年のことでした。
その頃には「あと7年!」と言っていたのが、いまや3年後に迫っています。
東京オリンピックが決定した直後から「不動産の値段が上がる」と言われていましたが、一体どうなったのでしょうか。
▽オリンピックのために不動産価格が上がる?
そもそも東京オリンピックで不動産価値が上がるというのはどういう根拠があるのでしょうか。
「オリンピックで盛り上がるから不動産価値も上がる!」みたいな、ふわっとした文脈で語られていることが多い気がします。
オリンピックは数多くある要因のひとつであって、オリンピックが開催されるから不動産の価格が上がるというわけではないようです。
▽不動産価格が上がっているのは事実
ただし、2013年から現在まで東京のマンション価格が上がっているのは事実です。
オリンピックのための大規模な建設工事が行われているため、マンション建設現場では人手不足が起こり、人件費が高騰しているのも関係あるでしょう。
東京オリンピックで多くの人が集まるのを見越して商業施設を出店させたいと考えている人たちもいるため、住宅だけでなくテナント需要も増えています。
▽これから2020年までの予測
東京オリンピックが開催される2020年までは不動産価格が上がり続けるのでしょうか。
ちょっと調べてみましたが、専門家によって予想はまちまちです。
「この状況が続く」という人もいれば、「そろそろ天井で、緩やかに下がり始める」という人もいます。
未来のことは専門家でもよくわからないということでしょう。
東京オリンピック決定直後に購入した不動産を、開催前の高い時期に売り抜けようと考える人もいるため、ずっと上がり続けるとは考えにくいのかもしれません。
▽オリンピックが終わったら安くなる?
2020年、オリンピックが終わったら不動産価格が下落する可能性が指摘されています。
しかし、先述したように、オリンピックはあくまでひとつのきっかけに過ぎません。
ほかにもっと大きな要因があれば、不動産価格にも影響を受けることでしょう。
東京で不動産購入を考えている人にとっては難しい問題ですね。