不動産の売却を考えている人にとって気になるのが、中古マンション市場のトレンド。
売り手市場なのか、買い手市場なのか、とても気になるところでしょう。
実際のところ、どの時期でも購入希望者は一定数いるものですが、どうせなら高く売りたいですよね。
2017年のトレンドについて調べてみました。
▽2016年~2017年のマンション市場
2016年は住宅ローン金利が史上最低を更新しました。
フラット35を見ても、1%を切る月があります。
そんな中、中古マンションの平均成約価格は史上最高値を更新しました。
中古マンションの価格が、中古一戸建ての価格を追い抜くという逆転現象が生まれています。
一方、新築マンションの分譲価格も上がっています。
東京都心ではホテルやオフィスビルの建設が進められ、マンションに適した用地がないことから、供給が減少傾向になっているのも要因の一つです。
▽中古マンションの買い時が続く?
住宅ローン金利の低下と、新築マンションの供給減少及び価格上昇という理由から、2017年も引き続き中古マンション市場の活況が続くと考えられます。
中古マンションも価格が上がっているものの、新築マンションと比べて豊富に流通しています。
特に、新築マンションがなかなか建設できないエリアでも、既存の中古マンションを買えば住むことができるというのは大きな魅力です。
中古マンションを探している人が多い時期であれば、短期間で高く売れやすいでしょう。
▽2017年はリビングに注目?
株式会社リクルートホールディングスの発表によると、2017年の住まい領域のトレンドは「リビ充家族」です。
家族がリビングに集いながらも、各々が異なる活動を行い、充実した時間を過ごすという意味です。
リクルート住まいカンパニーの調査によれば、夫婦は1日の8割前後をリビングで過ごし、
子どもは年齢が上がるにつれて割合が減るものの、高校生でも1日の半分近くをリビングで過ごすという結果が出ています。
そのため、これからは広い居室よりも、広いリビングを持つマンションが人気を集めると考えられます。
売却を検討している不動産のリビングが広い場合には、いい機会かもしれません。