中古マンションの中でも人気があるのは建築後10年以内の築浅の物件です。
一方で、築30年以上の古いマンションはどうしても売れにくい傾向にあります。
古いマンションを少しでも売れやすくするには、どうしたらよいでしょうか?
▽リフォームしたほうがいい?
しばしば「リフォーム済み」ということで売りに出されている古いマンションも見られますが、必ずしもリフォームをしたほうがいいとは限りません。
というのも、古くて安い中古マンションを購入し、自分好みにリノベーションして住みたいと考える人もいるからです。
リフォームを行うと、リフォーム代金が物件価格に上乗せされることになり、古くて安い物件を探している人から見つかりづらくなってしまいます。
一方、水回りやキッチンのリフォームを行うだけで、物件が若返って見えることも事実です。
リフォーム済みの物件に対し、「リフォームの手間が省けてうれしい」という買い主もいます。
リフォームをした方が良いのかどうか、一概にはわかりません。
不動産業者に相談して決めることをおすすめします。
▽買い主が現れるまで気長に待つ
古いマンションを売りに出しても、なかなか買い主が現れないかもしれません。
しかし、買い主は一人いればよいのです。
広告を出しておけば、ある日突然購入希望者が現れる可能性があります。
しかし、築浅マンションと比べて、古いマンションは購入希望者が現れるまで時間がかかることが予想されます。
希望価格で売るため気長に待つか、値下げをして早く売るか、どちらを選ぶかは売り手次第です。
▽不動産業者の買取制度を利用する
通常、中古マンションを販売するには不動産業者に仲介してもらい、買い主が見つかってから契約を結ぶのが一般的です。
しかし、不動産会社に直接買い取ってもらう「買取」の制度も存在します。
普通の売却方法と比べると値段が下がってしまいますが、確実に売却できるという利点があります。
買い主が見つからないという悩みから解消されるのはうれしいですね。
築古マンションの売れやすさについては、エリアや周辺環境によって大きく異なります。
複数の不動産業者に相談し、自分に合った方法を見つけることが重要です。