不動産に関連する資格はたくさんあります。
どの資格を持っている人がどういう分野に詳しいのか、一見よくわかりませんよね。
この記事では、不動産に関連する主な資格について、どんな分野を専門としているのかご紹介します。
▽宅地建物取引士
不動産にかかわる資格の中で、一番よく聞くのがこの「宅建士」ではないでしょうか。
不動産取引に関するプロフェッショナルという位置づけです。
土地や建物に関する権利や法令、税金のことについて精通しています。
不動産業者の事務所には、従業員の5人に1人以上の割合で専任の宅建士を置くように定められており、不動産売買や賃貸に関する業務に広く携わります。
▽不動産鑑定士
不動産鑑定士は不動産の適正価格を決定する資格です。
企業や個人からの依頼だけでなく、国や都道府県、市町村、裁判所等などの公的機関から鑑定を依頼されることもあります。
一般的な不動産売却の取引では、不動産鑑定士を通さないで行われることがほとんどです。
相続や裁判のために、正確な価格を知りたいときに利用します。
▽土地家屋調査士
土地家屋調査士は、土地と家屋の現況を測量し、不動産の表示に関する正確な登記を行うことを主な業務としています。
境界トラブルに関する解決も行っています。
▽マンション管理士
マンション管理士の主な業務は、分譲マンションの管理組合の運営に関するサポートを行うことです。
分譲マンションの長期修繕計画・修繕積立金に関するコンサルティングを行ったり、住民間のトラブル対応を行ったりすることもあります。
▽管理業務主任者
管理業務主任者は主にマンション管理会社に所属して、マンション管理業務のマネジメントを行うための資格です。
分譲マンションの管理組合に対して管理委託契約に関する重要事項説明を行ったり、管理事務報告を行ったりします。
▽司法書士
こちらは不動産専門の資格ではありませんが、不動産売却に伴う登記の移転などでお世話になることが多いです。
ほかにも幅広く法律に精通しているので、困ったことがあったら相談してみると良いでしょう。