ヒューリック株式会社は2016年12月22日、新しい太陽光パネルと、自然採光システムの特許を取得したと発表しました。

新しい太陽光パネルの概要と、太陽光パネルを付けた家の売却に関する注意点をまとめました。

▽新しい太陽光パネルと自然採光システムの特徴

このたび特許を取得した太陽光パネルの特徴はなんといっても軽いこと!

樹脂系のハニカムパネル材を使うことによって、従来型の半分程度の重さになりました。

オーダーメイドによる自由設計にも対応しており、多様な住宅に設置できるという特徴もあります。

この新しい太陽光パネルと共に特許を取得したのが、マサチューセッツ工科大学と共同開発した自然採光システムです。

特殊な形状の採光ルーバーユニットによって、常に一定の太陽光を室内に取り込むことができます。

動力を使わず、固定式の構造なので、メンテナンスの必要がないのもうれしいところです。

自然な照度を取り入れられることから、照明器具の電気代を減らす効果が期待できるでしょう。

▽太陽光パネルを設置した家の売却はどうなる?

ところで、設置した太陽光パネルは、家を売却するときにはどうなるのでしょう?

太陽光パネルを新しい家に引き継ぎたいと考えるかもしれませんが、新しい家に同じ太陽光パネルを取り付けることは難しいです。

移転費用や屋根の修復費用もかかるので、かなりお金がかかることが予想されます。

太陽光パネルが付いた状態で、購入希望者に売却するのが現実的でしょう。

太陽光パネルがついていることがプラスになり、相場よりも高めに売却できる可能性もあります。

しかし、太陽光パネルがすでに老朽化していて、今後のメンテナンスや撤去費用が予想される場合は、太陽光パネルが付いていることで敬遠されてしまうかもしれません。

太陽光パネルが付いていることがプラスになるかどうかは、ケースバイケースと言えるでしょう。

▽太陽光パネル設置の家の売却には手続きが必要!

太陽光パネルが付いた家を売却する際には、経済産業省への所有者変更の届け出や、電力会社との契約者変更が必要となります。

太陽光パネルを設置する際には、将来的にこうした手続きが発生することを頭の片隅にとどめておくと良いかもしれません。

 
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