不動産投資を始めるにあたって欠かせないのがローンです。
よっぽどのお金持ちでない限り、キャッシュで投資物件を購入するのは難しいでしょう。
不動産投資のためのローンの特徴と、住宅ローンとの違いについてご紹介します。
▼不動産投資専用ローンとは
不動産投資のためには不動産投資専用のローンを利用するのが一般的です。
投資用物件の購入、建設、建て替えに利用することができます。
金融機関によって「アパートローン」や「不動産投資ローン」という名前がついており、金利にも幅があります。
▼住宅ローンは使えないの?
不動産のローンというと住宅ローンをイメージされるかと思いますが、住宅ローンはあくまで居住用の住居専用です。
基本的に、住宅ローンは投資用の物件には利用できません。
住宅ローンで購入した物件を賃貸にしていることがばれて、一括返済を求められたケースもあるようです。
しかし住宅ローンにもさまざまな種類があり、投資用物件の購入に使えることもあります。
マイホームを建てたものの転勤でやむを得ず賃貸に出すことになり、引き続き住宅ローンの利用を認められたケースもあります。
全てのケースで利用できるとは限りませんが、相談してみるといいかもしれません。
▼不動産投資ローンと住宅ローンの違いは?
不動産投資ローンと住宅ローンの最大の違いは、金利にあります。
住宅ローンでは1%を切るものもありますが、不動産投資ローンは低くても2%を超えています。
さらに、審査の厳しさも違います。
住宅ローンは本人の返済能力に問題がなければ審査が下りることがほとんどです。
しかし、不動産投資ローンは本人の年収だけではなく、不動産事業の将来性なども考慮に入れられます。
▼自宅の住宅ローンと併用できる?
自宅の住宅ローンをまだ返済中だけど、不動産投資を始めたいという方もいるでしょう。
不動産投資ローンと住宅ローンを併用することは可能ですが、その分審査が厳しくなる傾向にあります。
さらに、投資物件を購入する際には物件価格の5%の頭金と、50万円程度の諸経費が必要です。
ローンの併用にあたっては、無理のない返済計画を立ててくださいね。