住宅ローンは基本的に居住用の住宅にしか利用できません。
しかし、別荘やセカンドハウスのためにローンを利用したいこともあるでしょう。
このような場合はどんなローンを組んだらよいのでしょうか?
▼フラット35
固定金利の住宅ローンとして知られるフラット35は、自宅だけでなく別荘やセカンドハウスにも利用できます。
昔は利用できなかったものの、2005年12月から対象になったそうです。
融資額、融資期間などの条件は通常の利用と同じです。
あくまで別荘やセカンドハウスといった自分が居住するための物件に限り、賃貸するための住宅には利用できません。
また、住宅ローン控除が利用できないことにも注意してください。
▼セカンドハウスローン
フラット35は固定金利ですが、セカンドハウス専用の変動金利ローンも存在します。
たとえばイオン銀行セカンドハウスローンは2軒目の住宅購入向けローンです。
セカンドハウスや別荘の新築・購入・増改築・改装・借り換えのために利用することができます。
2016年10月10日現在、セカンドハウスローンは住宅ローン+0.2%の金利です。
ほかにも複数の金融機関でセカンドハウスローンを取り扱っています。
固定金利と変動金利を選べるタイプもあるので、チェックしてみると良いでしょう。
▼住宅ローンとセカンドハウスローンは併用できる?
住宅ローンの残債が残っていても、セカンドハウスローンを組むことはできます。
ただし、住宅ローンの残債を踏まえたうえでセカンドハウスローンの借入金額が決まってきます。
それに伴い審査も厳しくなると考えられます。
また、所得税がお得になる住宅ローン控除は一部の例外を除き、自分が常時居住している不動産にしか利用できません。
セカンドハウスローンには適用されないことに注意しておきましょう。
▼フリーローンという手も
セカンドハウスの購入のために、使用用途が決まっていないフリーローンを使うのも一つの手です。
しかしながらフリーローンはセカンドハウスローン以上に高い金利が設定されているので、おすすめできません。
ほかにも金融機関によってさまざまな商品が展開されています。
特典が付いていることもあるので、比較してみると良いでしょう。