リクルート住まいカンパニーでは、毎年「住みたい街ランキング関西版」を発表しています。
ことし2016年は大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県に居住している20代~40代の2,100人を対象に調査が行われました。
ランキング上位は便利なイメージのある駅名が並んでいます。
調査結果から見えてくる、不動産売買に適したエリアを考えてみました。
▼住みたい駅ランキングは不動のツートップ
2016年版の住みたい駅ランキング1位は西宮北口、2位は梅田でした。
いずれも4年連続となっています。
西宮北口は大阪へも神戸へも出やすいアクセスの利便性が評価されているのでしょう。
駅前の商業施設、阪急西宮ガーデンズも人気です。
梅田は言わずと知れた大阪キタの中心地。
再開発が進んでますます活気のある街になっています。
通勤に便利だと思っている人も多いことでしょう。
以下、3位神戸三宮、4位岡本、5位千里中央・夙川と続いています。
京都府では17位に京都が、滋賀県では19位に草津がランクインしました。
▼不動産売買のねらい目は?
居住用物件にしても、賃貸用物件にしても、不動産を購入するにはランキング上位のエリアから選ぶのが良いように見えます。
しかし、西宮北口も梅田もすでに物件価格が高いので、これから伸びるであろうエリアから探すのが良いかもしれません。
ちなみに2012年のランキングでは1位が芦屋、2位が京都でした。
西宮北口と梅田は同率6位だったのです。
今後も上位が入れ替わる可能性は十分にあります。
これから再開発が行われるエリアがねらい目でしょう。
▼穴場な街は?
住みたい街ランキングと並行して、「穴場だと思う駅ランキング」や「今後、地価が値上がりしそうと思う駅ランキング」も発表されています。
穴場ランキングは1位塚口、2位大国町、3位尼崎、4位江坂、5位東三国という結果。
値上がりしそうランキングは1位梅田、2位千里中央、3位万博記念公園・西宮北口、5位天王寺です。
いずれも住みたい駅ランキングとは一味違った顔ぶれです。
こうしたランキングも不動産売買の参考になるかもしれませんね。