ごきげんよう、雅庵です。
今日から土用入ですね。立春前の18日間が冬土用です。夏土用は、平賀源内さんが「土用の丑の日にうなぎを食べよう」とキャッチコピーをつくったのは有名で皆さんご案内だと思います。
この土用の間は、土公神という土を司る神様が支配しているので、地盤改良や基礎工事などの土を掘り起こしてはいけないとされています。ということは、1年間の間に、18日×4=72日間も工事ができないことになります。これは困りますよね。
土用の期間は土公神が地上にいなくなる「間日」という日があります。この日は作業してもいいといわれていて、冬土用の間日は1月18日・27日・28日・30日の4日間です。
さて、土地の売却は道路条件により増減します。一般的に、南道路では日当たりがいいので好まれます。一方北側道路で南側に大きな建物が立っていると、日当たりが見込めず好まれません。
しかし、一概に南道路だから良い間取りができる、北道路だから出来ないということではありません。
今回は、それぞれのメリット・デメリットを理解してみましょう。
間取りの配置は、一般的に、家族の集まるリビングや居室などは、日当たりの良い所へ配置し、トイレや洗面所などは北側・西側に配置することが多いです。
玄関は、防犯面から道路から見えるところに配置することが良いです。
それぞれのメリットデメリットを比較してみます。
【南側道路】
メリットは、日当たりが良い。外観も窓を大きく取れるため、見栄えのする建物になります。
駐車場・アプローチや玄関を道路側に設置すると、庭やリビングなどの幅が狭くなります。駐車場をコンクリート敷にすると、夏場は日射による照り返しがありますので工夫が必要です。
【北側道路】
メリットは、風の流れや近隣の建物状況を考慮した計画でプライベートな庭を確保することが可能です。
住宅密集地では、1階の日当たりが望めません。リビングなど家族団欒の場を日当たりのより2階へ配置するなどの工夫が必要です。
【東側道路・西側道路】
メリットは道路に対して、間口が広い敷地は、廊下が短く効率的な間取りとなります。北側斜線の影響も受けにくくなります。
間口が狭い敷地は、北側斜線の影響を受けやすくなります。間取りも工夫が必要となります。
敷地延長(旗竿敷地)の場合は、駐車場兼玄関アプローチまでの路地状部分も土地面積に含まれます。
メリットは比較的安価で購入することができます。間取りの工夫次第で、静かな落ち着いた住まいを計画できます。
4方面を家で囲まれているので、採光や通風の工夫が必要です。外観は、路地状部分から見える範囲となりますので、防犯面も不利となる可能性が高いです。
注意点として、道路と接する路地状部分や接道の幅により、駐車場を設けることは厳しくなります。