ごきげんよう、雅庵です。
昨日の12月13日は「正月事始め」の日でしたね。
年神様をお迎えするための煤払いや餅つきなど、この日からお正月を迎える準備を始めます。
皆さんの中には、住み替えの「事始め」をされた方もいらっしゃるかもしれませんね。
そのためのスタートは、スケジュールを作ることです。
スケジュールは1人で決めず、家族と話し合って決めましょう。
既存の住まいが持ち家で、その住まいを売却し、そのお金を新しい住まいの資金にする場合は、売却優先になります。
いつ頃までに、新しい住まいで生活を初めたいのかを決めることが、ポイントです。
転勤などで急に引っ越しとなり、できるだけ早く売却したいという場合は、お買い得感のある設定にする必要があります。
しかし、売却できてから新しい住まいを探そうと、時間をかけて売却できる場合は希望の売却価格で設定しやすくなります。
たとえば、両親と同居するために、新たに土地を購入し二世帯住宅を建築した場合を考えてみます。
両親が住む家は持ち家でしたら、その家は賃貸する、若しくは売却するという方法が一般的です。
売却を考えた場合に「いつ売却するのか」というタイミングが難しくなります。
まず、引っ越しはとても体力を使います。
両親のことを考えると、引っ越しは一度で済むようにしてあげたいものです。
新しい住まいが出来てから、売却することが望ましいでしょう。
しかし、両親の住まいを売却したお金も、新しい二世帯住宅の資金に充当したい。
という場合は、売却を先にしないと、万が一「売れなかった」という可能性があります。
そうなると、新しい生活も計画倒れになってしまいます。
大変ですが、いったん仮住まいへの引っ越しが必要になります。
ここでの費用も見逃せません。仮住まいの敷金や礼金、家賃がかかります。引越し費用もかかります。
さらに、長年住んでいた住まいには「不要なもの」が多く潜んでいます。それらの荷物を処分する場合に粗大ゴミ処分費がかかります。
処分できず、仮住まいが手狭であれば一時保管する場所を借りる必要があります。
新しい住まいを入手するためには、新しい住まいの土地購入費や建築費の他に、登記費用や住宅ローンを組むための費用などかかります。
そして、仮住まいなどの費用も忘れずに、資金計画に入れてください。
仮住まいなどの費用は、侮れません。長くなれば、それだけ費用がかかります。
資金計画は、念入り行いましょう。