ごきげんよう、雅庵です。
台風が日本列島を駆け抜け、深刻な被害をもたらしています。被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。
台風などの強い風雨により、今まで気が付かなかった雨漏りや、屋根・雨樋の破損などが見つかる場合がございます。
これを機に、両親から住まいの相談を受けることもあると思います。
両親が、長年生活をしている家に耳を傾けてみると、あちらこちら不具合が目についてき、建物の修繕を、検討する方も少なくありません。
特に、歳を重ねることにより、若いころには気にならなかった、間取りや使い勝手が、使いにくくなっていることもあります。
たとえば、最低限これだけは修繕したい項目として、次があげられます。
・急な階段(廻り段)
・バリアフリー仕様となっていない
・寝室やリビングから遠いトイレ
・寒くて滑りやすいお風呂
・各部屋の温度差
・結露によるカビの発生
・手すりも付けられない狭い廊下やトイレ
・古くなった設備の使いにくさ
・住宅の老朽化により、地震や防犯への心配
さらに、建物の状態や、間取りの不便ということ以外にも、次のような問題点があります。
・子供が独立し、老夫婦だけでは広すぎる家は、掃除や手入れが一苦労
・近隣環境の変化(近隣商店街の過疎化・公共交通機関の減少など)
・両親の介護などが、必要となる
・高齢者を狙った犯罪の不安
このような時には、現在の住まいを修繕するという考え方もあります。
また、思い切って家族みんなで話し合い、家族みんなのライフデザインを見直してみてはいかがでしょうか。
可能な敷地条件であれば、建替えにより、新たに家族みんなで住む、賑やかな二世帯住宅を手にすることも一つの案です。
高齢になった両親の将来を見据えて、生活しにくい住まいを売却し、買い物や習い事、地域活動などに出かけやすい、病院が近くにある、などの条件を満たす、駅に近いマンションなどへ引っ越し、新たな活動的な生活を手にすることも一つの案です。
現在の住まいは、家族の思い出がいっぱい詰まった大切な住まいです。
そして、将来の生活もそれ以上に大切です。
家族が、ストレスのない住まいを手に入れることは、これからの生活で多くの笑顔を手にすることができると思います。
住まいを替えるという選択肢を、一度検討してみてください。