地域の特徴を表す地名に注目しよう
地名は災害に強いかどうかの大きなヒントになる場合があります。地名はその地域の特徴を表していることが多いため、その地名から災害の心配を判断することができるとされているのです。
台、丘、山などの高地を意味する文字の入った地域は、実際に小高いエリアであるケースが多く、水害などの心配が少ないと言われています。
逆に水辺に関する地名のエリアは、低地である可能性が高いと言われています。池、灘、沢、深、竜、牛などがつく地名のエリアは、過去に水害に見舞われている地域も多いようです。
このように、地名に注目して引越し先を検討することで災害を避けることに繋がる可能性があります。
事前に地盤調査の結果を調べよう
一戸建ての場合、建物を建てる前に個人で地盤調査を依頼することがおすすめですが、マンションなどすでに建ってしまっている場合には、地盤の状態をわざわざ調べることが難しくなってしまいます。そういった場合には、インターネットなどで建物を建てる前の地盤調査の結果をある程度調べることができます。
気になるエリアがあったら、事前に地盤の強さを調べておくと良いでしょう。
土地条件図で軟弱地盤を把握しよう
国土地理院が発行している土地条件図で、その土地のおよその特徴がわかります。
台地、傾斜地、盛土など、その土地の特徴を知ることで、軟弱地盤かどうかを把握することができます。
土地条件図は、書店や日本地図センターなどで購入することができます。また、首都圏など主要エリアのものであれば、ウェブ上でも調べることができるので活用しましょう。
災害に強い場所のポイントとは?
災害に強い場所にはいくつかのポイントがあります。
■高い
地形の高い場所は地滑りなどには気を付ける必要がありますが、水害などの心配が少なく比較的安心できるエリアであるといえます。その地域が高いかどうかは、地図などで調べることができます。
■古い
地盤は古ければ古いほど強いとされています。昔から人が住んでいて親しまれている地域は、それだけ災害による崩壊などの地形変動を起こしていないと考えられる訳です。
自治体のホームページなどでその地域の歴史を調べたり、地質図でその地域の地質を調べたりすることで、古い地盤であるかどうかを知ることができます。
■固い
地盤の固さについては、地盤調査の柱状図を参考にすると良いでしょう。地域によってはインターネットに掲載されている場合もあるので、気になる地域がある場合はインターネットで調べてみましょう。