マイホーム借り上げ制度って何?マイホーム借り上げ制度って何?
老後は施設で生活したい、子供世帯の家で同居をしたいと考えている人は多いのではないでしょうか?しかし、住み慣れた思い出いっぱいのマイホームを手放すことはしたくない・・・という思いを抱いている人も多いと思います。そんな人におすすめなのが、マイホーム借り上げ制度です。マイホーム借り上げ制度とは、「一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)」が運営している制度です。原則50歳以上の世帯を対象にマイホームを借り上げて転貸する制度のことです。マイホームを他人に貸すことで、マイホームは手放すことなく、安定した家賃収入を得ることができます。
マイホーム借り上げ制度のメリット
■借り手がいなくても家賃を保証してくれる借り手が見つからなかった場合でも、1人目の借り手が見つかってからは約85%の家賃保証をしてくれます。貸したつもりが入居する人がおらず、家賃収入が入ってこないといったトラブルの心配も少なくなります。
■入居者とのトラブルの対応をしてくれる入居者と管理者との間にトラブルが起こってしまうこともあります。しかし、不動産の管理のことなど無知だという人がほとんどだと思います。そんなときにも、JTIが間に入って対応してくれるので安心です。
■マイホームに戻ることも可能マイホーム借り上げ制度で契約をした場合、住人は3年間の定期借家契約となるため、契約が満了になった地点でマイホームに戻ることが可能です。その場合、6ヶ月以上前に通告をする必要があります。
■子供への相続もできるマイホーム借り上げ制度は、マイホームを売却するわけではないため、名義人が亡くなった場合に子供に相続することが可能です。子供のために遺産としてマイホームを手放したくないという人にはおすすめです。
マイホーム借り上げ制度を利用する条件とは
マイホーム借り上げ制度を利用することが出来る対象者は、日本に居住する50歳以上の人、海外に居住する50歳以上の日本人、両者の共同生活者1名までが対象です。つまり、場合によっては50歳未満でも利用することが可能ということになります。対象となる建物は制度利用者(オーナー)が日本国内に所有する物件で、JTI指定の建物診断を受けることや事業用物件でないこと、建築基準法や建築基準関係規定に違反していないことなど複数の条件を満たすことが必要になります。共同所有の場合には、共有者全員から制度利用の承諾を得る必要があります。