単身赴任で家族はマイホームに残る
せっかく建てたマイホームなので、家族はマイホームに残って単身赴任をするという人も少なくないと思います。しかし、単身赴任の場合、マイホームのローンはもちろん単身赴任先の生活費や家賃などもかかってしまうため、出費がかなりかさむ可能性があります。子供の学校の関係で、家族全員で引越しができない場合や単身赴任先の家賃などの補助が出る場合には別ですが、そうでない場合はやはり家族で引越しを考えた方が良いといえるでしょう。
引越しをする際、マイホームを売却する
突然の転勤によってマイホームに住めなくなってしまった場合、売却するという方法があります。その場合、もちろん購入時よりも査定額が下がる可能性はありますが、ローンの一部を返済することが可能です。また、マンションを売却した際にその譲渡所得への課税を減額できる、3,000万円特別控除などの制度も用意されています。売却を検討する場合には、自分がどのような優遇措置を受けられるかチェックしておき、出来るだけ損失を減らすよう心掛けましょう。
マイホームを賃貸物件として貸し出す
マイホームを手放すことは避けたいという人や、いずれはまたマイホームに戻る予定のある人の場合は、一旦賃貸物件として貸し出すのもおすすめです。賃貸として貸し出すことで、残っているローンは家賃収入でカバーすることになります。マイホームを賃貸物件として貸し出す場合には、まずは不動産会社で相談してみましょう。場合によっては赤字となってしまうこともあるかもしれませんが、適切な家賃設定についても不動産会社などに相談しながら進めていくと良いでしょう。
空き家にしておくのも選択肢の一つ
ローンもほとんど返済し終わっている場合には、いつでも戻って来ることができるように空き家としてそのままにしておくことも選択肢の一つです。空き家にしておくと住宅が傷みやすくなったり、空き巣などの被害を受けたりする危険性はありますが、いつでも戻って来ることができるという安心感を得ることができます。空き家にしておく場合には、空き家の水道・電気・ガスなどの契約を最大限解除し、少しでも支出を抑えるようにしましょう。また、定期的にメンテナンスに訪れるようにすると、空き巣や建物の傷みなどのトラブルを抑えることができます。