画像提供=石井くるみ
もともと自宅だったため、部屋の間取りや大きさが異なります。バストイレが分かれている部屋もあれば、ユニットタイプの部屋もあります。
洗濯機が設置されている部屋は広めなので中長期滞在者に向いています。
本件で特に気を遣ったのは、近隣との関係性です。住宅街にある建物なので、適切な運営管理はもちろん、長期的な経営のためには近隣住民からの理解が必要です。申請にあたり、近隣から出た意見を受けて、隣家と接する側の窓は騒音対策に優れた2重窓としました。
階段を登りきったところに消火器を設置しています。
検査は無事終了し、それからちょうど1週間後に許可交付の連絡が来ました。
さっそくオーナーに報告すると、「3年越しでようやく営業できることになってとても嬉しい。何度も諦めかけたけれど、頑張ってきて本当に良かった。」と喜んでいただきました。
「許可取得はスタートです。これからが始まりで、ますます忙しくなりますね。」と返すと、にっこり笑顔が印象的でした。私のような第3者が入ることで物事が進むケースもあるのだと思いつつ、いずれにせよ、お客様に喜んでいただくことが仕事をしていていちばん嬉しいことだと思います。
日本で暮らし始めて四半世紀というオーナーですので、訪日外国人の気持ちに沿った営業ができるのではないでしょうか。今後の営業がとても楽しみです。