- 石井くるみの民泊最前線
カピバラ好き行政書士 石井くるみさんが民泊を始めとした宿泊関連ビジネスの最新情報を紹介します。
今回は香川県・高松市でのホテル開業について紹介します。(リビンマガジンBiz編集部)
高松でホテルを新築するご相談を受け、香川県に足を運びました。温暖な気候、美味しい海の幸・山の幸、豊かな自然と穏やかな雰囲気。国内旅行だけでなく、海外からのインバウンドの増加で注目される瀬戸内エリアは、民泊・旅館業関係の仕事でちょくちょく出かけます。
途中、関西に用事があったので、新幹線で岡山県まで行き、岡山と高松をつなぐ瀬戸大橋を「マリンライナー」で渡りました。車窓から眺める島々と太陽の光がきらめく瀬戸内海の景観は、神々しいほどの美しさです。
撮影=石井くるみ
高松にて現地の設計事務所と運営会社、東京から依頼者(企業)、コンサルティング会社、カピバラ行政書士、と構成メンバーによる初会合。
まずは設計プランを固めなくてはなりませんが、そのためには、高松におけるホテル利用者のニーズや属性を分析する必要があります。建築プランのドラフトをもとに客室の間取りやデザインを議論しました。ビジネス需要が大きい高松の駅前には、ビジネスホテルが立ち並んでいます。一客室を小さく取り、数を確保することは経営の安定につながりますが、既存ホテルとの関係や、家族・グループで行動するインバウンド旅行者の取り込みを視野に入れ、プランはじっくり検討したいものです。
撮影=石井くるみ
ラグジュアリーな雰囲気を重視するか、シンプルでスタイリッシュにまとめるか、キッチンを作るか否か、ベッドの配置や定員、内装、インテリアなど、新築なので予算の許す限り自由自在創ることができます。
プランのたたき台が固まったら、次は保健所で旅館業の構造設備基準を確認します。
高松市の旅館業の許可基準はいかほどか?
カピバラ好き行政書士の腕の見せどころです。
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