一般媒介契約のメリットとデメリット
一般媒介契約の場合、売主は複数の不動産会社に依頼することができます。■メリット広い窓口で不動産を売却することができるので、その分買い手が見つかりやすいというメリットがあります。とにかく早く書い手をみつけたいという場合には、一般媒介契約が良いでしょう。■デメリット依頼を受けた不動産会社は売却活動にかかる義務が少なくなります。経過報告する義務もないので、現在どのような状況なのかを把握するのも難しくなります。また、複数の不動産会社とやりとりをすることになるため、複雑に感じる可能性もあります。
専任媒介契約のメリットとデメリット
専任媒介契約では、依頼できる不動産会社はひとつのみになります。■メリット名前のとおり専任となるため、不動産会社はその分責任を持って依頼を受けてくれます。依頼された物件の情報は、指定流通機関へ7営業日以内に登録しなければならないため、スムーズに情報公開をすることができます。また、2週間に1度は経過を文書や電子メールで報告してくれるので、現在物件がどのような状況なのか把握しやすいといったメリットもあります。専任媒介契約の場合、売主自らが買い手を見つけた場合、不動産業者を介さずに売買契約を結ぶことができます。つまり、知人や親戚などに不動産を譲ることも可能です。■デメリット専任媒介契約は、ひとつの不動産会社にしか依頼ができないため、その分窓口が少なくなることがデメリットといえます。
専属専任媒介契約のメリットとデメリット
専属専任媒介契約は、専任媒介契約よりもさらに密着した契約になります。■メリット専任媒介契約以上に責任を持って依頼を受けてくれる点がメリットです。指定機関への物件情報登録については5日以内、経過報告についても1週間に1回は行ってくれます。■デメリット専任媒介契約は、売主自らが書い手を見つけた場合は不動産会社を介さずに契約ができましたが、専属専任媒介契約はそれができなくなります。つまり、必ず依頼した不動産会社を介して契約をしなければならなくなります。そのため、さらに売却の窓口が小さくなる点がデメリットであるといえます。