高齢の両親が古い家に住んでいて心配で、二世帯住宅を新築する予定の方、介護施設に入所させる予定だという方は、古い家をどうするか悩むものです。そこで、家を壊すことはもったいないと考えるなら、思い切って売ってみてはどうでしょうか？
古い家を賢く売る為には、押さえておくポイントがあるので説明していきたいと思います。ここでは、家付きで売る場合と、解体して売る場合について分けています。売却を希望する家の事情によって、どちらかを選ぶことになるので、比較して検討することをおすすめします。
家付きで売る場合の最大のメリットは、買主がすぐ住める所です。他にも解体が必要なく、土地の固定資産税が、家があることで安くなります。また、金融機関によっては売買契約に家が入る場合、中古住宅となり買主が住宅ローンを使えるという、メリットもあります。デメリットとしては古い家を売る為、不具合が生じた場合に責任を問われます。こちらは買主と話し合うしかないので、古い家では仕方ないことと割り切りましょう。古い家付きで高く売りたいからと言って、リフォームをしてから売っても、かけた費用の分だけ、価値が上がるわけではありません。つまり、現在の状態で売ることの方がリスクは少ないと言えます。
解体して売る場合の最大のメリットは、買主がどんな用途にも使えるので、売れやすくなるという所です。他には、家の不具合トラブルがない、家を管理する必要がないので安心、家の手続きがないなどのメリットもあります。なお、解体する時のデメリットは、土地の固定資産税が高くなることです。さらに解体の費用、登記の手続きなどをしなければなりません。買主が解体することになっても、費用の負担があるので、買いにくい原因となってしまうことも考えられます。以上のポイントを比較してみると、古い家は残して売ることに軍配が上がります。買主の負担をできるだけ少なくすることを考えて、古い家をどうするか検討してみては？
