7.勉強の進め方(その2)

前回は参考書で勉強する際の留意点を述べました。今回は過去問を解く際の留意点を述べてみます。

過去問は1週間あたり20問から多い週で40問弱になると思いますが過去問を解く際は、1問1問にじっくりと時間をかけるのではなく、実際の試験を受けているような意識で課題の問題数をまとめて解いてみましょう。

つまり、制限時間を設けて問題を解いていくということです。本試験は50問を120分で解いていきますので、1問あたり2分24秒の検討時間しかありません。本番のプレッシャーの中での2分24秒です。そこで過去問を解く際は1問2分を制限時間として設定してください。これは、1問あたり2分経ったら次の問題に移るということではなく、たとえばある週で25問を解くのであれば25問×2分間で50分を設定して、その時間内に25問を解いてください。

最初のうちは問題文を読むことに一杯一杯で、こんなことで勉強になっているのだろうかと不安になるかもしれません。これについては、最初は皆似たようなもので、いきなり実践トレーニングのようにバリバリ過去問を解ける人は少数派なので安心してください。

そして、問題を解いたあと、ここが大変重要なのですが自分が間違ったところ、悩んだところ、さらには参考書に掲載していなかったところを、できればその場ですぐに復習してください。間違ったところや悩んだところは問題集の解答の解説欄や参考書にマーカーや書き込みをしておきます。前回の繰り返しになりますが、参考書に未掲載の内容が出題されている過去問は、そこに付箋を貼るなどしてすぐに確認出来るようにしておきましょう。らくらく宅建塾は参考書としては相当に学習範囲を絞っていますので触れられていない過去問のテーマが相当数あります。このような過去問は1回しか出てきていないようなテーマであればさらっと流す程度でよいのでしょうが、複数回出ているテーマについては参考書にメモをするなどして参考書の内容を補強してください。それが皆さん自身にカスタマイズされた参考書となります。

過去問のトレーニングは、まとまった時間を要するため個々人の生活サイクルに合わせて過去問トレーニングの曜日や時間を設定しましょう。

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ