6.勉強をはじめよう。
ようやく“らくらく宅建塾”の最新版は発売されたようですが、過去問集は3月発売予定のようですね。早めに勉強をはじめたい人は現在発売されている2016年版を使っても良いでしょう。内容はそれほど変わっていないはずです。まだ、勉強体勢に入るのはちょっと気が引けるけど、不動産は素人なのでなんとなく不安という人は、マンガ版の解説書を読んでみるとよいかもしれません。試験勉強では専門用語が続出しますので、それに慣れておくという意味で効果が期待できると思います。数冊、マンガ版が出ていますので、自分が読みやすいと感じたものを選べばよいでしょう。
それでは勉強方法を説明しましょう。学習を進める目安は過去問集の順序に沿って組み立てます。過去問集の目次を見てください。学習項目ごとに30数問から40数問がブロック化されています。民法が納められた最初のブロックでは40数問の問題が1ブロックになっていると思います。1週間にこなす課題は過去問週ベースで1ブロックないし1ブロックの半分を目安とします。1ブロックの問題数が40問を超えるときは、その半分。1ブロックが40問未満の場合は、そのブロック全体を勉強しましょう。
具体的な勉強方法は、まず、その週の学習範囲を問題集を参考として決めておいて基本書「らくらく宅建塾」の該当範囲を読み進めていきます。そして一通り勉強がすんだところで週の最後に過去問を使って確認テストを行いましょう。
確認テストが終わったら次の範囲に進みます。
以下に学習手順を箇条書きにしてみました。
(1)過去問集の目次(項目)を目安に一週間ごとの学習範囲を決める。
(2)学習1日目から6日目(ないし5日目)は基本書で学習範囲を勉強する。
(3)7日目(ないし6日目)に20問から30数問の過去問を解いてみる。
(4)(1)から(3)を粛々と進める。
(カッコ内の日数が短いパターンは週に1日お休みする場合の日数です。)
ここで一つお願いしたいことは直近3年間の過去問は(3)からは除外して、読まないようにしてください。直近3年間の問題は本試験直前の模試として使います。
つまり過去問集から3年分の過去問150問が除外されますので、過去問10年分を学習するといっても当面は残る7年間の350問を解いていくことになります。
この学習方法ですと試験範囲全体が一巡するまで、だいたい10週間から12週間くらいかかるはずです。ゴールデンウィーク明けから9月までこれを続ければ全体範囲の勉強を2回、過去問7年分を2回こなすことになります。そして最後の1ヶ月で直近3年分の過去問と模擬試験1回程度を解いてみましょう。
この勉強量で十分に合格レベルに達するはずです。
次回は、基本書や問題集の使い方をもう少し詳しく解説します。