不動産が契約成立!最後は決済!
所有している不動産の売買契約が成立して取り引きはいよいよ大詰め。最後はとても重要な代金の決済と物件の引き渡しです。しかし!ほとんどの人が不動産売買を一生のうちであまり経験しないため、代金が高額となる不動産の決済にはどうしても不安をもってしまうものです・・・。そこで不動産売却の予習をしておく意味でも大切な、不動産取引における決済についてや立ち会う人のことをご紹介していきます。
不動産売買の決済はどこでおこなうの?
まず不動産売買の決済はどういった場所でおこなうのかご紹介していきます。基本的に買い主の支払い方法は『現金手渡し』もしくは『振り込み』ですが、その支払い方法によって決済する場所も変わってきます。まず『現金』であれば、どこで決済をおこなっても基本的に問題はありません。しかし“基本どこでもOK”とは言っても大金となりますから、普通はお金を引き出してすぐ入金できる銀行や、お金の扱いや手続きになれた不動産会社の事務所などが一般的。ただし!銀行を利用する際は売り主にはさほど問題はありませんが、買い主は事前に銀行サイドに現金が必要なことを伝えておくこと。なぜならたとえ銀行であっても、多額の金額を引き出す際には現金がない場合もあるからです。そしてもう一方の『振り込み』の場合には、買い主が融資を受ける銀行で決済をおこなえば良いでしょう。ローンの場合は決済する当日に売り主へ振り込みを行って残代金の受け渡しを済ませます。
不動産売買の決済は誰が立ち会う?
次に不動産売買の決済で立ち会う人をご紹介していきます。■売り主と買い主当事者の二人です。■不動産会社の担当者仲介をおこなった不動産業者です。■司法書士代金支払いを経て、登記手続きなどを依頼するため。■金融機関の担当者買い主が住宅ローンを利用する場合はその銀行の担当者。抵当権の抹消をおこなう際には、債権を有する銀行の担当者も。立ち会う人は以上です。売買契約も締結しているため『えっ?売り主と買い主の本人がいれば大丈夫なのでは?』と考える人もいるかもしれませんが、抵当権の処理や引き渡しの手続きもあるため二人だけでの決済は避けましょう。また、本人が不在でも委任状があれば、代理人が手続きをすることは可能です。