古民家が建っている土地を売却したい!
住まなくなった土地や、親から譲り受けた土地などに建つ古びた建物。全く違う新しい場所にマイホームを建てるとなった場合、長年住居として利用していた古民家と土地を皆さんならどう売却するでしょうか。では、たとえばその古民家に価値がなく、更地にして売ったと考えてみましょう。当然更地にするためには解体費用がかかりますし、更地であれば買い手は土地に家が建っている姿を想像して購入するしか方法がありません。そういった理由からも一般的に難しいのが土地のみの売却と言われています。そこで次は更地にせず古民家を活かして、売却する方法をご紹介していきます。
古民家が建ったまま売りに出してみよう!
更地にするには解体費用がかかってしまうため、まずは古民家が建ったまま売りに出してみましょう。更地では想像しにくかった日当たりや隣の家との間隔など、たとえ古民家であっても建物があれば想像ができ、生活していくイメージが湧きやすくなります。また古民家が敷地に目一杯建っていれば、建ぺい率が現在の建築基準法に適していないことがあります。そういった場合に新しく建て直すと住居スペースが減るため、そのまま古民家付きで購入したいと考える人もいるかもしれません。他にも逆に購入してから更地にしたいと考える人もいるかもしれません。そういった場合は解体費用がかかるため価格交渉を持ちかける可能性がありますが、自分で更地にしない分の費用負担がないため売り主は安心です。そういったことから更地にして土地だけとなった売却では購入者がどうしても絞られてしまいますが、古家付き土地であれば購入者の間口が広がるといったメリットがあるためオススメです。
粋な古民家付きはリノベーションもオススメ!
もちろん現状でそのまま売りに出してもOKですが、国の施策などにより「リノベーション住宅」が流行しています。粋な古民家をオシャレにアレンジしても良いですし、耐震補強を含めたリフォームも可能です。また更地にする解体費用よりも、リノベーション住宅にすることによって価値が生まれる場合もあります。あえて更地にしないことでさまざまな選択肢が増え、購入者のターゲットを広げることにつながりますよ。