不動産の価格を左右する価値を知ろう!
一戸建てやマンションなどの不動産。その不動産の価値は一体何で決まるのでしょうか。もちろん立地条件に部屋の間取りや広さ、築年数の新しさなどの要素が基本的な価値を決めます。しかしそれ以外にも価値を左右する「付加価値」という要素があります。まずは不動産ではなく簡単に飲食店に例えて考えてみましよう。飲食店では食材となる魚や肉、野菜などを仕入れます。これが不動産では部屋の広さや間取りなど物件の要素にあたると考えられます。そして素材の新鮮さが、住宅で言えば築年数にあたりますね。では料理のおいしさと価値とは、それだけで判断するものでしょうか。いや、飲食店の価値を決めるのはこれだけではありませんよね。この素材たちに料理人の腕前や創意工夫が加わり、そして接客というサービスも合わさり、さまざまな「付加価値」がついて価値が決まります。それは不動産でも同じこと。不動産にも「付加価値」があり、それを知っていればアピールポイントにつながり、より高く売却することも可能です。
ではどんな「付加価値」があるの?
では先ほどの料理と同じく、今度は不動産の「付加価値」をご紹介していきます。まずは「緑視率」という付加価値。しかし、はじめてこの言葉を耳にしたという人も多いのではないでしょうか。「緑視率」というのはある視点から周囲を見たときに、視界に入る木々たちによる緑の割合を指数化したものです。とくに都市部などでは「緑に囲まれた環境」が好まれており、生活環境の向上に役立つことから付加価値となっています。他にも耐震性や耐久性などの基準をクリアした「長期優良住宅」などといった要素もあります。これらの住宅は長く使用することが可能で、税制優遇などもあり付加価値となっています。
自分たちでも探せる「付加価値」とは
ご紹介した要素以外にも、自分たちでも探せる「付加価値」があります。たとえば周辺の環境に関する付加価値。例えば、学校に近い方が小さな子供の居るファミリーにとっては付加価値が高くなります。また道路の整備が決まっていたり、大きなショッピングセンターが開発予定であるなども付加価値となってきます。ぜひ売却を計画する前に、物件のアピールポイントにつながる「付加価値」を探してみてはいかがでしょうか。