思い入れのあるマイホームの売却について

定年退職を機会に静かな場所に建つ新しいマイホームへと引っ越すといったことは、比較的よくあることではないでしょうか。そこで年数が経過した古い一戸建ての売却方法をご紹介していきます。築年数が経過した古いお家は何も考えずに売却すると、損をしてしまう場合があります。もちろん信頼できる不動産会社があれば丸投げでも構いませんが、長年暮らしてきた思い入れのあるマイホームだからこそ、しっかりとポイントをおさえて売却するように心がけましょう。


築年数の古いマイホームの価値とは

まずは長年にわたり住んだ築年数の古いマイホームの価値を考えてみましょう。通常であれば一般的な建物の価値が保たれるのは20年程度と言われています。マイホームがそれ以上の築年数であれば、不動産としての価値はほとんどないと考えてよいでしょう。また1981年6月以前着工の建物であれば旧耐震基準となる場合があるため、そもそも耐震性に不安があります。また長年の使用によってシロアリの被害や地盤沈下などの可能性もあります。あまりにも状態が悪かったり築年数が古い場合は、更地にしてから売却を考えるのもひとつの方法です。ただし、とうぜん更地にするには解体費用がかかるので注意が必要です。



古い築年数のマイホームを見極めよう

では、古い築年数の建物を売却する際にもっとも気をつけなければいけない、瑕疵担保責任をご紹介していきます。通常一戸建てを売却してから欠陥や不具合が見つかった場合は、売り主が責任を負う必要があります。それが瑕疵担保責任と呼ばれており、古い建物を売却する場合はとくに不安ですよね。そこで今の建物の状態を客観的に見極める必要があります。その際に利用したいのがホームインスペクション、すなわち住宅診断を依頼する方法です。建物の劣化状況などを住宅診断士が判断し、不具合があれば売却する前に修繕が可能です。ホームインスペクションをおこなえば、売り主はもちろんのこと買い主も安心でき、物件の価値も上がるかもしれませんよ!

 
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