FPサテライトの町田萌です。
不動産関係の方とお話していて、
「やっぱりこれからは中古、それも戸建がアツい!!」
という話になりました。
それはなぜなのか、私見も含めてまとめました。
Ⅰ.政府の後押しが強い!
昨今の空き家問題を受け、新築の建設を抑制し、戸建の市場を拡大するように政府が誘導しています。
具体的な一例を挙げると、
ⅰ.宅建業法の改正
2016年5月27日、宅建業法の一部改正法案が可決されました。
これによって、インスペクション(建物診断)を斡旋し、その結果を重要事項で説明することが宅建業者に義務付けられます。
中古物件の劣化状況を診断することで、中古物件の質が保証され、安心して中古物件を購入できるようにすることを目的としています。
また、売主としても、物件の価値を高めることができます。
ⅱ.税制の改正
2016年4月1日より、空き家に係る譲渡所得の特別控除の特例が創設されました。
これは簡単に言うと、空き家となった住宅を相続したときに、耐震リフォームもしくは取り壊して更地にしてから売却すると、3000万円の特別控除が適用されるという特例です。
適用を受けるには諸要件があります。
ここでは割愛しますが、マンション等は適用対象外で、戸建てが対象になります。
等々、空き家の発生を抑制するために様々な法律改正がなされており、中古の戸建て物件が特に優遇されるといえます。
Ⅱ.マイホームを買う人にも変化が!
結婚し、マイホームを購入する世代にも変化があるようです。
新しい家庭を持つ20代は、バブルの好景気を知らない世代。(余談ですが、私も知りません。。)
金銭感覚がシビアで、夢の新築マイホームより、コストパフォーマンスのよい中古のマイホームを選ぶ人が増えてきているようです。
その感覚はとてもよくわかります・・・!
個人的な感覚としては、都心ではマイホームを持たない人も増えてきている気がします。
このような時代の流れにより、これからますます中古物件の市場が活性化していきそうで、戸建ての建物は売りやすくなってくると思います。
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