FPサテライトの町田萌です。
「モニター」という言葉を使って売れ残り物件の割引をごまかす質の悪い業者もいるわけですが、世の中にはいろいろなタイプのモニターがあります。
今日は、多彩な不動産モニターの一部をご紹介します。
モニターハウス
モニターハウスは、建物完成見学会の会場や、入居後も物件見学のために利用されるなど、所定の条件がつけられます。
その代わり、割安の価格で購入できたり、最新の機能を備えた設備を利用できるなどのメリットがあります。
モニターハウスを提供している業者としても、広告のための物件を売って収入になり、広告も継続できるので、お互いにとってメリットがあるといえます。
一軒家に2年間無料で住める住まいモニターも
ある住宅メーカーでは、2年間、モニターとして撮影や見学会をしたり、レポートをすることで、2年間無料で一軒家に住むことができるモニターを企画しています。
家具もそのメーカーの家具を利用でき、モニター後は引っ越すもよし、有料で賃貸契約をしたり、物件を購入することによって住み続けることも可能なようです。
番外編:不動産広告モニター
本筋のモニターとは違いますが、不動産のモニターについて調べているとこんなものも出てきます。
主に不動産公正取引協議会が行っているモニターで、不動産広告の調査をするモニターです。
地区によりモニターの業務内容は多少異なりますが、
・ 新聞やポスティング、インターネット等の不動産広告を収集する
・ 不動産広告のアンケートに回答する
・ 不動産業界への意見や要望を表明する
・ 説明会や懇親会などに参加する
などの業務があり、謝礼の出るものがほとんどです。
不動産業界の広告は、宅建業法や景品表示法などによって規制がなされているので、不正な広告がないかモニターによってチェックしているのですね。
以上、不動産のモニターについてでした。
悪質な不動産モニターについてのコラムはこちら
→『不動産モニターに要注意!』