こんにちは。
FPサテライトの町田萌です。
地方では、自宅の近くに田畑があり、農家を営んでいる方も多いかと思います。
そして、田畑の面積が広いので、いくらか土地を売却して生活資金を得て、農業を縮小したい・・・
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、売却した土地が何に利用されるのか、考えたことはありますか?
今回は、とある限界集落でのお話です。
自宅近くの畑を売却
市街地から外れた限界集落・・・
ほとんどの子どもは成人しても農家を継がずに家を離れていきます。
集落の平均年齢は上がる一方です。
その集落には、1000坪程の広い土地を持つ農家が多く住んでいます。
広い土地があると、その土地を維持するのにも大変です。
そこで、所有していた畑の一部を売却した農家がいました。
売却した土地の一角が仕切られ、なにやら建物が造られている様子・・・
その土地では、製造業が営まれ始めました。
集落は、製造業に向いている土地柄だった
集落の道路は一本道で、広い道路ではありませんが、自動車を走らせると複数の高速インターがあります。
自動車があるととても便利な土地柄なのです。
農家が多く、一軒一軒の土地が広いので、住宅街と違って機械音が近所迷惑になることはありません。
ということは、製造物を製造し、運送するには最適です。
買い取った畑が製造業に使われるのも不思議ではありません。
現に、集落の中に既存の製造業者はありました。
自分の畑を売却した農家はどうなったか
製造業が増えたことにより、大型トラックの通る台数が増えた集落。
土地が広いとはいえ、作業音が全く気にならないわけではありません。
土地を売却した農家は言いました。
「「大型トラックがうるさい!!」」
・・・いやいや、売却したのはご自身、自分で蒔いた種では。。。
と、ご近所さんもひそひそ・・・。
今の自宅に住む限り、大型トラックの音と付き合っていくことになるでしょう。
売る相手を考えなくては、このようなことになりかねません。
自宅近くの土地を売却する際には、特に気をつけたいですね。