2024年10月11日、管理会社向けの物件掲載プラットフォームを提供するエアドア(東京都港区)は、9月28日にダイレクト賃貸検索サービス「airdoor(エアドア)」の公式スマートフォンアプリを正式リリースしたことを発表した。
ダイレクト賃貸検索「エアドア」は、管理会社の物件データベースとデータ連携し、物件情報を掲載するポータルサービス。エンドユーザーは掲載物件が重複することなく空室を探すことができる。また、仲介会社などを介さないことで、客付けの課題や高騰するAD料に悩む管理会社にとってもメリットは大きい。
エアドア独自の仲介手数料体系により、管理会社から成約報酬が発生する物件については仲介手数料を無料にするといった点も、ユーザーに支持されている。
サービス開始から2年で130社以上の管理会社と提携し、取り扱い物件数は200万戸を超える。アプリ開発の背景には、繰り返し行ってきたアンケートでのユーザーからの強い要望があったからだという。
「エアドア」アプリでは、プッシュ通知によって、ユーザーが希望する条件に合致する最新の賃貸物件情報をリアルタイムで知らせることができる。管理会社のデータベースと直接連携することで、より正確かつ迅速な情報提供が可能になり、おとり物件の心配もない。また、初期費用のお得度で検索できる「初期トク検索」や、通常問い合わせ後にしか確認できない初期費用なども掲載される。
同社・代表取締役の鬼頭史到氏は「現在は対応エリアが東京都と神奈川県ですが、エリアを広げて行くことが次のステップです。アプリに関しては今後も機能を追加していきます。たとえば、アプリを通じて部屋の状態や情報をもっと分かるようにしたい。ユーザーは、わざわざ不動産会社に連絡するまでもないけれど、知りたいこと・確認したいことが実はたくささんある。そういった情報をアプリを通じて簡単に分かるようにしたいですね。こういった情報の拡充によって、不動産会社の業務工数を削減し、より確度の高い顧客への対応やもっとコアな業務に集中できるようにしたい」と語った。