住宅が買い時だと感じた理由は、価格上昇への懸念と低金利 リクルート調べ
住宅が買い時だと感じた理由は、価格上昇への懸念と低金利 リクルート調べ
リクルート(東京都千代田区)が運営する「SUUMOリサーチセンター (旧: リクルート住まい研究所)」は、『住宅購入・建築検討者』調査 (2022年)の結果を公開した。
同調査は、過去1年以内に住宅の購入や建築、リフォームについて具体的に検討・資料請求、モデルルームなどを見学した、不動産会社に訪問したといった条件を満たした20歳~69歳の男女を対象に、 2022年12月16日~12月27日の期間に行われた調査。スクリーニング調査(事前調査)の有効回答数は59,600、本調査の 有効回答数は5,335(集計対象:3,475サンプル)だった。
住宅を買い時だと感じた理由は、「これからは、住宅価格が上昇しそう」が47%と最も多く、「いまは、住宅ローン金利が安い」35%が次点となった。また、地域別では札幌市が特に今後の価格上昇を懸念しているようで、2023年3月の公示地価でも宅地上昇率上位を北海道が占めたように、北海道新幹線の札幌延伸に合わせた再開発などによって価格上昇が顕著に表れているのかもしれない。
また、新築・中古の意向においては、新築希望(「ぜったい新築」28%、「どちらかといえば新築」40%)が68%と最も割合が高いものの、「ぜったい新築」の割合は、2019年以降では最も低い割合だった。エリア別では、東海地方が新築希望が79%と最も割合が高かった。
住宅探しへのコロナの影響においては、「影響はない」が45%が最も多く、約半数が影響を感じていなかった。一方で、コロナ拡大によって住宅に求める変化においては、「特にない」(27%)が最も高かったものの、「部屋数が欲しくなった」(21%)「広いリビングがほしくなった」(19%)といった回答が多かった。