賃貸から夢のマイホームに向けて頭金をため、その夢の入り口に立ってようやく購入、入居と進んだとしても、大きなお金の支出がそこで止まるわけではありません。ローンへ充てる金額、固定資産税の試算、火災保険の決定までは終っていても、その後の費用はどのようなものがどうかかってくるのでしょう?
☆厄介なのは修繕費用
住宅メーカーでの購入の場合、おおよそ付帯サービスで定期点検がついてきます。その付帯サービスによって有料になるのが目安10年といわれています。これが外壁の塗り替えの時期であり、シロアリ対策を再度施すタイミングなのです。建物の大きさにもよりますが、総費用として30~50坪程度の土地に対して100万から150万ほどのまとまった資金が必要です。
外壁の塗り替えが大幅にかかるので、その時期をあらかじめ計画することによって、より費用計画も明確化しますね
☆マンションならこの費用は積み立てとして徴収されている
マンションならば、この費用はあらかじめ徴収されているので、ある日突然必要になることはありませんが、戸建住宅の場合はそれぞれが自分たちで計画をたてて積み立てが必要です。建てはじめて10年を目安にするならば、引渡しの日から1万円を修繕積み立て費として用意しましょう。10年点検のころには120万円ほどの資金が用意できるので、大切なおうちのメンテナンスが余裕をもって施すことができますね。
☆修繕費を踏まえたローン計画を
お子さんが小さいうちに購入した場合、修繕のタイミングは教育費がかさむ時期でもあります。そのため、毎月の支払い計画に、この修繕費積み立て分を踏まえた金額を考え、破綻してしまうことのないように、無理の無い資金計画を立てましょう。
固定資産税、火災保険などを合わせるとマンション購入時の毎月の費用とほぼ同額になるかもしれません。マンションか?戸建てか?を考えるにあたってこの費用を踏まえて改めて検討してもよいですね。