経済状況とともに不動産相場も変化します

日経平均株価が40,000円台突入まであと少しとせまっていた1986年の大納会。バブル経済の渦中で、誰もがバブル経済がどこまでも続くと考え株式投資を行い、不動産神話を信じて不動産投資を行っていた方も大勢いたと思います。ところが1987年10月。株価は急落し、30年が経過した今日でも日本経済はバブル時代の景気に戻る事が出来ません。

バブルの時代に、土地を購入し、質の良い材料でマイホームを建築・購入された方は多いと思います。当然、その価格は高く、建築費が数千万円の家も沢山ありました。現在はデフレの時代であり、当時の経済状況とは明らかに違います。

土地の価格は当時より格段に下がりました。現在も高品質・高価格の家もありますが、ローコスト住宅のビルダーが、数多くの住宅を提供している時代です。

建物は経年劣化で価格が下がることは納得して頂けると思いますが、バブル期の高値で購入した土地価格の下落を受け入れがたいとお考えの方も多いでしょう。

不動産会社に査定を依頼し、その査定価格の安さに驚き、売却せず資産として保有する選択をされる方も多いようです。土地の価格は路線価などが基準となりますので、不動産会社の査定価格は根拠のあるものです。日本経済がバブル期のような好景気にならないと、購入時に近い価格で売却できることにはならないと思います。とはいえ現代の世界情勢は日々変化し、なにが引き金で好景気のチャンスが到来するとも限りません。

売却にこだわるのではなく、不動産の有効活用を考えてみてはいかがでしょうか?

不動産の有効活用にはどんな方法があるのか

初期投資を安く抑えた土地の賃貸をお考えなら、駐車場・資材置き場・太陽光発電用地など多種多様な方法があります。もちろん用途地域によって利用できるものとできないものがありますので事前に調べる必要があります。建物の有効活用であれば、賃貸を考えますが、事業用賃貸であっても住居用賃貸であっても、修繕費用などある程度の初期投資とランニングコストがかかりますので、収支のバランスをしっかりとシュミレーションして慎重に判断してください。

 
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