新築同様だから誰にも貸したくない

家族の想いをいっぱい詰めてやっと完成したマイホーム。ところが、サラリーマンの宿命である突然の転勤辞令。会社命令を拒否したら解雇か減給か・・・。

転勤となると住宅ローンの支払いと転勤先での家賃負担はどうなるのか、単身赴任か一家そろって引越しか等、家族にとっての一大事を短期間で決めなくてはなりません。本当に大変な決断を迫られることと思います。

新築後数年経過している場合は転勤の間は賃貸するという選択肢もあると思いますが、居住期間が数カ月の場合は新築のマイホームを他人に貸すという決断はなかなか出来ないことだと思います。床の傷も壁の落書きもキッチンの汚れも家族の暮らしの歴史を物語ります。

どれだけ丁寧に暮らしても建物に傷は出来ます。それは自分の家だから許せることであり、他人がつけた傷はどれだけ小さくても気が付くものです。

マイホームへの思いが強ければ強いほど、賃貸は難しいと思います。

空き家にして転勤する、という選択の場合

賃貸・売却・単身赴任、いずれの選択もしない場合は空き家となります。空き家の場合は不法侵入・庭木の手入れ等建物外の不安が生じ、空気の流れがないことによる室内のかびの発生・腐食・水回りのさび等、建物内の状態が悪くなることが考えられます。また、台風や地震、水害など自然災害が発生した際の家の状態も心配ですね。

近所に信頼できる方が住んでいれば、鍵を渡して建物管理を依頼する事も考えられますが、兄弟などでない限り自宅の鍵を預けることは躊躇しますね。空き家の状態で建物内外の劣化を防ぐためには、定期的な管理が必要です。最近では空き家管理を業とする不動産会社が存在します。つまり、ビジネスライクで家の管理を依頼する選択肢があるということです。ビジネスとして責任を持って管理して頂けるので、他人に管理を依頼するよりも信頼できるのではないでしょうか?

業務内容や費用は会社によって様々ですので、自宅の近隣で空き家管理を行っている不動産会社を検索してみてはいかですか?

 
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