用途地域と地目をご存知ですか?

ひと口に「土地」と言っても、その用途は様々です。不動産登記情報には土地の「地目」として、畑・田・山林・宅地・雑種地などの種類があり、実際の使い方や現状と登記簿が一致している土地もあれば、一致していない土地もあります。あなたの土地は、現状はどのようになっていて、登記簿にはどのように登記されているでしょうか?また、都市計画法では用途地域というものがあり、市街化を促進するための「市街化区域」・市街化を抑制するための「市街化調整区域」・どちらの区域にも分類されない「無指定」区域に分かれます。特に売りたくても売れない、売りにくい土地の一つは市街化調整区域の「畑」「田」に分類されている土地の場合です。このような土地の場合、売却出来る相手は農業者で、かつ農地としての土地活用を目的とする場合か、都市計画施設の建設や道路整備の為の土地買収であることがおおむね要件となるからです。どちらのケースも、購入者が簡単に見つかるとは考えにくいですね。用途市域は市町村で、地目は法務局で誰でも簡単に確認する事が出来ます。

売れない理由はどこにあるのか?

では、市街化区域での売買であり、特別の要件が必要でない土地にもかかわらず長期間売れない理由はどこにあるでしょうか?購入者の視点はシビアです。あなたが売却したい土地は、日当たり・地形・前面道路の道幅・周辺環境・立地・駅までの距離・小中学校までの距離・隣接する物・土地の履歴(以前にどのような使われ方をして、どんな建物が建っていたか)・現在の状態・価格など、どれか一つでもマイナスに該当するところはありませんか?とはいえ、土地は製品ではありませんので、不都合が見つかったからといって新品の完成品と交換することはできません。できることは限られます。そこで、まずは現状の整備をしましょう。雑草が生い茂っていたり、ゴミが投棄されていたりといったことは放置しておくだけで土地の価値を低くくします。また、似たような立地条件をもつ、近隣の売買事例などを参考に価格の見直しも行ってみましょう。

キャッチコピーと掲載写真の変更

不動産会社に土地の売却を依頼している方が大多数だと思います。長期間売れない場合でも、不動産会社が情報公開している写真やセールスポイントの変更がないことが多々あります。インターネットに情報を掲載している場合は、担当者に物件情報のリニューアルを依頼することも必要かもしれません。

 
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