査定価格はどうやって計算するのか?
自分の家がいくらで売れるのか、気になりますよね。住宅ローンの返済に追われてマイホームを手放すことを考えたとき、無料査定は気軽に申込め、ローン返済計画の組直しや返済のめどを立てることに役立ちますね。無料査定・簡易査定は不動産会社が様々なデータをもとに査定価格を算出します。不動産の経済価値に関する高度専門家である不動産鑑定士の鑑定とは違いますので、誤解のないようご理解ください。無料査定・簡易査定の価格の根拠は、路線価、近隣の不動産売買事例、課税標準価格、立地、建物の設備仕様、建物の状態、近隣環境、日照、構造などから総合的に判断します。売却することを前提に、ご自身の不動産がいくらなのか適正価格をお知りになりたいときは訪問査定、とりあえずいくらくらいだろうとアバウトな数字でよければ机上査定を申込まれると良いですよ。
依頼した会社によって差があるのは何故?
無料査定・簡易査定は不動産鑑定の高度専門職の不動産鑑定士が行うことはまずないでしょう。プロに依頼すればそれなりの報酬を支払うことは必然です。所有する不動産の本当の価値・金額をお知りになりたい方には無料査定・簡易査定はお勧めできません。不動産会社が各種データをもとに、長年の経験と売買事例などから判断しますので、担当者により判断基準・結果に差が出ます。数社に査定を依頼した結果、各社の査定金額が異なるのはこのためです。
最終的に販売価格は所有者が決める
査定価格が出そろい、いよいよ売却価格を決める時、最終的に販売価格を決めるのは所有者であるあなた自身です。ローン残高、不動産譲渡所得、売却後のご自身の生活などをよく考えて決めてください。ひとつ注意していただきたいことは、売り出し価格が売却価格とならないこともある、という点です。何か月たっても売却できない場合は、販売価格を下げることになります。とはいえなし崩し的に価格を下げてはいけません。最低価格(これ以上は下げられないという価格)を決めた上で、売り出し価格を設定することが望ましいと思います。