不動産の購入や売却を考えるにあたって検討しなければならないことがいくつかあります。
- 1.不動産会社に物件探しの依頼をする際には、物件をどれくらいの予算で探せるかを検討しておくことが大切
住宅ローンの利用や自己資金で全て工面するか、家族などから資金の援助はして貰えるか等の確認も必要になります。その中でも、住宅ローンの場合は大まかな金額を捉えておくことが重要で、融資を現在の収入でどれくらい受けられるのか、融資を受ける場合に月々の返済額はどれくらいになるのか、住宅ローンの返済をしながら生活するのに問題はないか等に対しての検討が必要になります。
- 2.不動産の購入をする際に必要な付随費用
不動産の購入をする際には購入条件や形態によって異なるものの、仲介手数料や契約印紙代、登記費用や固定資産税などの清算金に、融資保証料や修繕積立一時金に、火災保険料や引っ越し費用などといった付随費用が必要になってきます。住宅ローンの中には、これらの付随費用を対象にしたものや、付随費用を含めたものもありますが、付随費用は基本的に現金での支払が一般的です。
3.不動産を売りたいと考えている際に調べることや、検討する際の注意点
まず不動産には、同じものが世の中に二つと無いことが大きな特徴なので、不動産を売却するにあたって売り出し価格をいくらにするかが重要な要素の一つです。また、売却のスケジュールの立て方も重要で、主に売却活動を開始してから契約が成立した後に、物件の引き渡しが完了するまでには数か月ほどの期間が一般的になっています。
4.不動産の売却時の諸経費や売却するものの範囲
不動産の売却時には購入する時と同様に様々な経費が生じるので、このような諸経費がどれくらい必要になるかを見積もることが必要になります。売買契約が締結したら通常、家具や食器などを運び出して引っ越しまでの間に空き家の状態で買主に引き渡すことになります。この時、物件に備え付けてあるエアコンや照明器具、作り付けの家具などがある際には、これら全てを売却の対象物に含めるのかを事前に明確にしておかなければなりません。
不動産の購入や売却時にはこれらのポイントを踏まえておくと、スムーズな取引ができるでしょう。
