元 国税局職員 くらたです。
好きな四字熟語は、『不労所得』です。
今回は、確定申告書Bの『税額の計算』です。
⑥ですね。
(26)は、計算式が書いてあります。
所得金額・合計(9)-所得から差し引かれる金額・合計(25)の結果を書きます。
書こうと思ったら、「000」と0が3つ並んでいますね。
下3桁を切り捨てていいんです。なんと、優しい国税局。
切り捨てれば、納める所得税が減りますから、納税者有利となりますね。
(27)は、(26)に税率を掛けます。
累進課税なので、(26)の金額によって、税率は異なります。
覚えることは難しいので、国税庁のホームページのこちらをご覧ください。
ちなみに、国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」であれば、自動で計算してくれます。
税率、少しだけ書いておきます。
課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
〜330万円以下 10% 97,500円
〜695万円以下 20% 427,500円
当てはめると、
(26) ×税率 ー控除額 =(27)
となります。
(28)は、配当所得のない方は関係ありません。
(30)は、住宅ローンがある方が控除を書きます。該当する方は、知ってるはずです。ピンと来ない方は、関係ありません。
(38)は、計算式が書いてあります。聡明なみなさんなら、簡単にできる計算です。赤子の手をひねって領収証を書かせる、くらい簡単です。
(40)(41)(42)も計算します。
(44)には源泉徴収税額を書きます。「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」と「源泉徴収票」に記載されている金額を合計して書いてください。
(45)も計算式通りに計算します。
ここまできたら、あと少しで、確定申告書Bの作成は終了です。
次回、最終回。免責
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