元 国税局職員 さんきゅう倉田です。
戦争から帰って来て最初にすることは、『領収証の整理』です。
確定申告の季節がやってきました。昨年、不動産を譲渡された方は、今回、確定申告をしますね。
確定申告期間は、2月16日から3月15日の8時半から17時まで。土日はお休みです。2月19日と26日の日曜日のみ開庁します。
確定申告書がなければ、税務署に取りに行くか、国税庁のホームページから印刷してください。プリンターがない方は、セブンイレブンが便利です。「netprint」というアプリで簡単に印刷できます。
会社員やパート・アルバイトの方は、不動産の譲渡以外に、給与所得がありますね。給与所得も申告しなければならないので、1月に勤務先からもらった源泉徴収票が必要です。↓源泉徴収票
去年と比べて変わったところがあります。
サイズが倍になりました!まあ、なんということでしょう。そして、記入欄が細かくなったり、マイナンバーを書くようになりました。
源泉徴収票の読み方をまとめましたので、貼ります。
なんて、分かりやすい。分かりやすすぎて、自分が恐ろしいです。この画像の作成に4時間かかりました。元国税局の調査官が作った源泉徴収票の読み方。サラセン帝国の宝物殿にある純金と翡翠でできた燭台くらいの値打ちがありますね。源泉徴収票から、確定申告書に転記するのは、『年収』『所得』『基礎控除や社会保険』『天引きされた所得税』と、信号みたいな●3つです。
『住宅ローン関係』は住宅ローン減税を受けている人です。よく分からない方は、受けていません。ローンを組んだときに話を聞いているはずなので、分からないということは関係ないということです。
「あれ、『扶養家族』のところ、子供の名前がないぞ」と思った方がいるかもしれません。この欄は、扶養控除の対象となる人の名前を書きます。16歳未満のお子さんは扶養控除の対象になりません。その分、児童手当がありますね。月に15000円か10000円、2月6月10月に4ヶ月分まとめてもらえます。ぼくは、結婚も懐妊も出産もしていないので、もらえません。欲しいなあ。
扶養控除は、海外などの遠距離でも対象になります。寮に入っていたり、大黒柱のお父さんが単身赴任をしていても、条件を満たせば、扶養控除の対象です。
これで、源泉徴収票の読み方は完璧、いや、パーペキではないでしょうか。
次回は、「確定申告関係の用語の説明まとめ」です。