対策1 こども時代の不用品は自分で片づける
進学・就職・結婚などで親元を離れる人が多いと思います。その時に、引っ越しが大変だからといって、自分の荷物を実家に残してはいませんか?
かくいう私もその一人でした。元こども部屋の押し入れはがらくたや教材、おもちゃだらけ。なんなら亡き祖父に買ってもらったランドセルも、捨てられなくて残していました。
まずはこども時代の不用品を自分で片づけるところからスタートしましょう。帰省する度にコツコツ少しずつ片づける習慣をつけると楽です。車で帰省する場合は、一回の滞在でゴミ袋一つ持ち帰る、と決めてもいいですね。
対策2 片づけで親を叱らない、悪化するから
実家が乱雑としていると、私たちこども世代は親や祖父母を叱りがちです。私たちがこどものころ、部屋が散らかっていると周りの大人から怒られませんでしたか?今まで怒られてきたのだからと、怒り返したい気持ちはすごくわかります。
人は歳を重ねると片づけがいやになるくらい体力が低下するようです。判断力も衰えるので、ゴミを捨てたくても分別を間違えてしまうんですね。分別を間違えてしまうと、ゴミ捨て場で自分が出したゴミだけ残されてしまうことも。
家族や町内の方に注意を受けて、なにが悪いのかわからなくて、ただなんとなくイヤな感じがする、怒られている気がする、ご近所さんから仲間はずれにされている、と疎外感を覚えてしまうとやっかいです。
さみしさをこじらせて「どうせいじめられるのだから困らせてやる!」とゴミを捨てなくなり、ゴミ屋敷に繋がるなんてことも・・・。親のためを思って叱っても悪化するだけだとやりきれないですよね。
対策3 親のものを捨てるなら玄関から
自宅にある親や祖父母のものを捨てる時は、玄関や物置からはじめるのがベターです。寝室や居間は親や祖父母のプライベート空間になっているのではないでしょうか。
体が不自由だったり、認知症の傾向があったりしても、プライベートな空間は大切なものです。できるだけ尊重して、プライベート感が薄い玄関や物置、手入れが行き届いていない庭などから片付けましょう。
床や地面に直置きされているものは「つまずいて転ぶと危ないから」、頭上にあるものは「地震で落ちてくると困るから」、雑草などは「火事になると心配だから」と筋が通った片づける理由を伝えておくと、納得してもらいやすくなるのでおすすめです。