私たちフリーランスが、新規案件や新規の取引先を探す方法として、クラウドソーシングサービスに登録するという方法があります。コネも実績もないけれどフリーランスとして働きたいという人に向いている方法で、「どんな案件があり、どんな求人が多いのか」というトレンドをはかるためにも、使えるやり方です。
「マンションの名前を考えてください」
ある日、募集中の案件を眺めていると「新しいマンションを建設中なので、その名前を考えて欲しい」という求人がありました。マンションの規模や想定されている顧客、経営方針や立地条件などが提示され、アイディアのある人が応募することができます。
さて、もしあなたがアパートやマンションのオーナーだったら、どのような名前をつけるでしょうか?
オーナーとしては「自分のつくったマンション」をアピールしたくなり、「自分の経営方針、コンセプトを反映したネーミングを!」と考えてしまうかもしれません。
いっぽうであなたが入居者の立場だったら、どんな名前のマンションに入居したいですか? 逆に「こんな名前はいやだ」と感じるのはどんな名前でしょう?
入居者としては、住民登録や勤務先への届け出、転居のお知らせなどでマンション名を記入する機会が多いので、あまりにも奇抜な名前や、古風すぎる名前は記入したくないでしょう。
「あぁ、あの人は引っ越しをして、立派なマンションに入居したんだな」
と思われるようなマンション名を記入したいものです。
「入居者を増やす」という観点に立てば、「入居者に好まれるネーミング」をする必要があるのです。
マンションのネーミングのポイントは?
では、入居者に好まれるマンション名はどのようなものでしょうか?
Point1 わかりやすい
おぼえやすいこと、長すぎず短すぎないことがポイントです。地名を含めた名称は、分かりやすさを向上させるでしょう。近隣に同じような名前のマンションがないかも確認した方がいいでしょう。
Point2 現代的でおしゃれな印象
たとえば「○○荘」「コーポ○○」などの名称は、築年数の古い物件という印象を与えてしまいます。ただし、高齢者をターゲットとする物件では、おぼえやすさの観点から、このような名称を選ぶ方法もあります。
Point3 友人知人に「印象がよい」と言われる名称
マンション経営に熱意を注いでいて、心が熱くなっている状態では、凝りすぎた名前でも「これこそがすばらしい!」と思ってしまうことがあります。
そこで、冷静に聞いてくれる友人知人に「おかしくはないか?」と確かめてみましょう。冷静な人が「良い名前だね」と言ってくれると、より安心できます。