「よい不動産会社の見分け方~近藤流<その6:小企業編②>」
みなさま、こんにちは。ファイナンシャルプランナーの近藤喜隆です。
いつもコラムを読んでいただきありがとうございます。お待たせしました!
「よい不動産会社の見分け方~近藤流」小企業編の2回目です。
前回の小規模企業編①では、小規模不動産会社にありがちな問題点として「属人的要素が強い」というお話をしました。つまり、社長さん一人の資質や能力にすべてを委ねなければいけないということです。やはり、何かあった時、フォロー体制が十分でないというのは不安ですよね。もちろん十分な資質や意識を持たれた方も多数いらっしゃいます。
ただそのようなケースでも、また別の小規模企業ならでは問題点があるのです。それは何か!?
小規模不動産会社にありがちな問題点 その2
「募集力が弱い」
小規模であるがゆえ、入居者の募集力が弱いのです。仲介力が弱いとも換言できます。小規模会社は、知名度も低く、アパートを探している人(入居者になる人)にとって、まずその店(会社)に入ろうとするインセンティブ(動機)が働きにくいのです。つまりお客様の来店が少ないのです。
それでは、小規模会社はどうしているのかと言うと、他業者、特に全国チェーンクラスの大手不動産会社や地元の中規模会社の紹介に多くを委ねているのです。いわゆる業者間の紹介というものです。管理面は得意であっても、募集仲介は他業者に多くを頼っている現実があります。
もちろん逆に、大手や中堅会社にお客を紹介することもあります。また最近ではインターネットからの来客も多いです。ネット上では大中小の会社規模もなくフラットに表示されますので、お客によっては直接、小規模会社に問い合わせてくることもあります。そのため一概には言えない部分もあるのですが、やはり大手、中堅に比べれば見劣りすることが多いことは否めません。
よって小規模会社の場合、管理はするけど、募集は実質、大手チェーン店等、他業者にお任せというところがすくなくないのです。いわば分業制と言えます。
するとどういう問題がおきてくるでしょう?!
お金の取り分の問題、審査のスタンスの問題、など色々ありそうです。
それについては次回第7回でお話ししていきますね。どうぞお楽しみに!
だんだん春らしくなってきました。東京は桜開花宣言も出ましたが、まだまだ寒い日もあるようです。
皆様どうぞお体には気を付けてお過ごしください。