(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)
9月7日に告示された自民党の総裁選。現職の安倍晋三首相に、石破茂元幹事長が挑むかたちで熱戦が繰り広げられ…なかった。総裁選中に北海道で大規模な地震が発生、安倍の遊説先ではロシア・プーチン大統領から北方領土問題に対する強烈なパンチがあり、国内外の問題に目がそれた感はいなめない。
とはいえ、いよいよ今日が投開票日だ。これからの日本の命運を決める大切な日である。政治に興味がないという人も、実質として日本のトップが決まるこの日ばかりは、結果が気になるに違いない。
本日の13時頃から投票が始まる予定だ。
総理の地元・山口の不動産市況は?
さて、3期連続当選を目指す安倍晋三首相の地元といえば、山口県。
安倍も山口県内に広大な土地をいくつも所有していると言われているが、残念ながら山口県の地価は年々下がっている。ピークだった1992年に比べると2017年は3分の1くらいにまで落ちこんでいる。
山口県の公示地価、上位ランキングを見ると、1位は和木町、2位は岩国市、3位は山口市となっている。一方、下位ランキングを見ると、1位は美祢市、2位は周防大島町、3位は長門市となっている。和木町の坪単価平均は美祢市の約5倍と山口県の中でもかなり差がついている。
アベノミクスによる金融緩和マネーで首都圏の不動産市況は好調が続いている。また札幌、京都、大阪、福岡などの地方都市もインバウンド増大によるホテル需要などが地価上昇を牽引している。
一方、総理のお膝元である山口は住宅地・商業地ともに下落気味で、県内の不動産に関していえばアベノミクスの恩恵は届いていないようだ。