(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)
9月17日は「『こち亀』連載終了の日」だ。
『こち亀』は秋本治による日本のマンガで、正式名称は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』。亀有公園前派出所に勤務する警察官の両津勘吉(りょうつ かんきち)を主人公とし、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画である。
『こち亀』は『週刊少年ジャンプ』1976年42号から2016年42号まで一度の休載もなく連載され、コミックの発行部数は累計1億5,000万部以上を記録している。その記録は、コミックスの発行巻数が多い単一マンガシリーズとしてギネス世界記録を保持している。
そして連載開始40年である2016年に、『こち亀』連載40周年記念絵巻奉納式後の記者会見にて、同年9月17日発売の『週刊少年ジャンプ』2016年42号をもって連載を完結、同日発売のコミックス第200巻で最終巻とすることが発表された。
連載終了について、作者の体調面や執筆についての問題は特になく、区切りの良い時点で『こち亀』を終了させ、新たな作品に取り組みたいという秋本自身の意向によるものと報じられた。
作者の新しい作品は、『週刊少年ジャンプ』をはじめとするコミック誌にて、不定期連載や読み切りとして発表されている。
亀有の土地情報は?
そんな『こち亀』の舞台となった葛飾区亀有の地価は、東京都平均に比べると安いものの、地価上昇率は東京都平均よりも高い。
2018年3月に発表された東京都の地価平均が、340.3万円/坪、102.9万円/平方メートルであるのに対して、亀有駅周辺の地価は114.6万円/坪、34.7万円/平方メートルである。
亀有駅の北口や南口には『こち亀』の登場キャラクターの銅像が全部で14体あるほか、いたるところで『こち亀』にまつわる看板や広告を見ることができる。
『こち亀』の銅像などは観光客向けであるが、住みやすさについても亀有は人気の地域の一つである。
亀有駅周辺には商店街が6つあり、駅前には多目的ホールや大型ショッピングセンターもあるため、買い物にはあまり困らないだろう。また、区立小学校・中学校も近くにあるため、小さな子どもからシニア世代まで幅広い世代が住みやすい地域である。
「こち亀」好きもそうでない人も、一度は訪れてみてほしい街だ。
(敬称略)