(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)
9月16日は「競馬の日」だ。
これは1954年9月16日に日本中央競馬会(JRA)が設立されたことを記念したもので、別名「日本中央競馬会発足記念日」とも言う。
JRAは、競馬の健全な発展と畜産振興に寄与することなどを目的とした組織である。日本中央競馬会法に基づく政府全額出資の企業で、農林水産省の管轄により運営されている。
JRAは数多くの競馬を主催するが、日本の競馬がすべてうぃ主催しているわけではなく、中央競馬と地方競馬に分かれている。JRA主催により開催されるのが中央競馬で、各地の地方公共団体主催が地方競馬である。地方競馬を行っている自治体は集まって地方競馬全国協会(NAR)を作っており、両者は基本的には別々に活動している。
投資の一つとして「馬主」もあり!?
もし不動産経営が順調である場合、その資金をさらなる不動産投資に回すことも良いが、不動産以外の投資先を検討する人も多い。リスクヘッジを考えるわけだ。
その投資先の一つが馬、つまり馬主になることである。JRAの馬主になるには、個人や団体、法人での馬主登録があり、それぞれ条件が異なる。
もちろん大前提として「馬が大好き」「競馬が大好き」ということが最も大切だが、個人で馬主になる場合、経済的な条件として「継続的に得られる見込みのある所得金額が、過去2年間いずれも1,700万円以上あること」や「継続的に保有する資産の額が7,500万円以上あること」があげられる。
この「資産」には、日本における本人名義の不動産も含まれる。
馬主になると、愛馬の命名権を得ることにはじまり、馬主席やトレーニングセンターへの入場、賞金の獲得、表彰式の参加などが可能になる。賞金は愛馬がレースに出走して規定の順以内に入った場合に獲得できる。また、JRAでの馬主登録をした場合、出走奨励金や各種諸手当が支給される。
そのほかにも中央競馬の場合、騎手がレース中に着用する勝負服のデザインを自分で決めることができる。馬主になると投資的な面でのメリットももちろんあるが、何よりも自分で名付けた競走馬が大観衆の面前を駆けることの喜びはひとしおだろう。
自分の買った馬が、もしもオグリキャップやディープインパクトのようなスピードを持っていたら。ダービー、凱旋門賞…こうした夢をみることができるのは不動産投資とは別種の夢がある。
競走馬は、まさに夢を乗せて走るのだ。
馬主へのハードルはそれなりに高いかもしれないが、一つの投資先として検討してみるのも悪くはない。