(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)
8月18日はニュージーランドで「発見」された無人島が「オークランド諸島」と命名された日だ。
オークランド諸島は、ニュージーランド南島最南端のブルーフから南へ465km沖合にあり、全部で8つの島々からなる諸島だ。
1806年、イギリスの捕鯨船によってこの諸島は「発見」された。そして同年の8月18日に、船長アブラハム・ブリストーが「オークランド卿の(諸島)」と命名した。これは彼の父親の友人である初代オークランド男爵ウィリアム・イーデンに敬意を表したものである。
オークランド諸島は、かつてはアザラシ猟や捕鯨の拠点となり定住も試みられたが、現在は、住む人はいない。一方で、「ニュージーランドの亜南極諸島」の一部でもあり、世界自然遺産にも登録されている。科学者たちが定期的に訪問して調査を行っているほか、許可を得れば観光目的で訪れることも可能だ。
2,000万円で無人島が購入できる?
さて、日本においての島事情はどうだろう。実は日本国内には6,400島以上もの無人島があると言われている。その中には国有地や権利関係が複雑なものもたくさんあるようだが、不動産として市場に流通し、購入可能な島も数多くある。
「いつかは自分だけの島を持ち、自由気ままに過ごす」という夢を持つ人も少なくないだろう。日本で無人島を購入する場合、あくまで目安だが、安い島で2,000万円ほど、高い島でも5億円ほどで買えるようだ。ただ、おそらくはローンは組めず、現金一括払いのみとなるのではないだろうか。
無人島を買った場合に気になるのは電気、ガス、水道などのインフラの整備だが、当然ないと考えた方がよい。新たに敷設するのは困難だが、長期のキャンプ用品のようなものがあれば、最低限の生活はできる。本島から近い島であれば電波が入るため、スマホやPCの使用も可能だ。
また、不動産を所有するにあたり、固定資産税も重要なポイントであるが、無人島にかかる固定資産税はそれほど大きくない。島の地価、大きさにもよるが年に2~3万円ほどで、大きくても10万円くらいだろう。
安い無人島であれば、総額3,000万円ほどで購入とインフラ整備ができるものもあるので、場合によってはマンションを購入するよりも安くなることがあり得るのだ。
悠々自適に暮らすなら、無人島の購入も視野に入れてみても良いかも知れない。その代わり、急病時には苦労することもお忘れ無く。