(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)
6(ろう)19(とう・く)の日、という語呂合わせで、6月19日は朗読の日だ。2001年にNPO日本朗読協会が制定した。
一般に「読書」というと「黙読」を指すことが多い。「朗読」はただ本を読むこととは違う。作品に込めた作家の想い、メッセージを深く理解し、本の世界を表現するのが「朗読」だ。朗読は読み手のテクニックや表現の豊かさだけではなく、黙読では得られない感動を求め集ってくる聞き手によって成立する。優れた読み手であれば、息遣いや間合いなど、時にダイナミックに、そして繊細にと移り変わる空気に思わず引き込まれてしまう。人間の息遣いを間近で感じられる。それこそが朗読の魅力と言えるかもしれない。
小さい頃にはよく絵本などを読んで貰った、あるいは自分の子どもに読んであげた、という人も多いのではないだろうか。本の世界に引き込まれ、想像するという行動は脳を活性化し、その人の能力と品格を高めると言われている。
最近大手コーヒーチェーン店を中心に、本屋と一体化した店舗が増え、店員が子どもに本の読み聞かせをしてくれるサービスもあり、話題をよんでいるようだ。朗読への関心も上向きつつあるのかもしれない。

怪談話「不動産」の朗読を聴く

最近、動画共有サイト「YouTube」でも、朗読の動画が多数投稿されている。絵本や昔話などの朗読も多数投稿されており、子どもだけでなく大人でも楽しめる。夜寝る前など、ちょっとほっこりした気分になりたい時にもおすすめだ。朗読なので画面を見る必要がないので気楽だ。
そんなほっこりした朗読の動画の中で見付けた怪談話シリーズ。
タイトルは「不動産」
不動産会社の従業員が仕事で関わったある賃貸物件にまつわる恐怖体験を基に作られた、珠玉の怪談話だ。あくまで「都市伝説」として語られる怪談話なのだが、自分の聴覚から膨らむ想像の世界が現実味を増していくにつれて、じわりじわりと恐怖感も増す。
不動産ビジネスには切っても切れない、事故物件。最近では事故物件専門サイト「大島てる」などが有名になり、不動産会社や物件オーナーの中には頭を悩ませている人も多い。なかには事故物件ではないのに、同サイトに書き込まれてしまった事例も多い。多くが、不動産業界の同業者の嫌がらせや、勘違いした一般利用者によるものだ。勘違いはともかく、同業者間の足の引っ張り合いは無益なことこの上ない。厳に慎むべきだろう。
 
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