(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)
6月11日は、雑節では梅雨が到来する「入梅の日」だ。この日にちなんで、日本洋傘振興協議会が1989年に制定したのが「傘の日」である。
そもそも梅雨とはなにかというと、5月後半から7月にかけて雨や曇天の日が多く現れる気象現象と、その期間のことを言う。南北に長い日本は地域ごとに梅雨の時期が違い、そもそも梅雨がない地域もある。梅雨がない地域というと、北海道が思い浮かぶが、実は小笠原諸島も梅雨の時期がない。
梅雨は南部からやってきて、沖縄では5月上旬から、九州南部では5月下旬から、九州北部、中国・四国地方、近畿地方、東海地方、関東甲信越は6月上旬から、北陸地方や東北地方は6月中旬から梅雨入りし、例年1カ月半程度で梅雨明けとなる。
梅雨の季節の必需品である傘は、この時期になると一般的な雨傘から、コンビニや100円均一などで安価で手軽に買えるビニール傘、持ち運びに便利な折りたたみ傘まで、幅広い種類が店頭に並ぶようになる。
傘選びの際は色や柄などデザインの好みはもちろん、長傘、雨晴兼用傘、ジャンプ傘など普段のライフスタイルと照らしあわせながら、機能面が合うかどうかで決めるのも大切なポイントだ。梅雨以外にも突然の雨が降りやすくなっている近年は、使わないときにコンパクトにしまえる「折りたたみ傘」がおすすめだ。耐久性が高いもの、ワンタッチ式で開けるもの、軽量のものなど、機能面も充実している。
雨が続くと、傘が濡れた状態のまま放置してしまうこともあるが、そうすると生地が変色したり、骨組みの金属部分にサビが発生してしまったりと傘の劣化を招いてしまう。傘の使用後は、必ず陰干しや乾拭きをして完全に乾かしてからしまうといいだろう。
梅雨期の建築施工の注意点
梅雨の時期に木造住宅を建てるとなると、雨によってなんらかの悪影響がないのか気になるところだ。木造建築は屋根を先に作るため常に濡れている状態にはならず、木材も多少の雨に濡れたところで腐ってしまうことはない。
そのため梅雨の季節でも、施工事態は特に問題はない。注意したいのは、雨が続くことで上棟という住宅の骨組みが作れず、工期が遅れる可能性があるという点だ。梅雨の時期の建設を避ける必要はないが、施工業者が住宅の骨組みが雨に濡れないよう配慮しているかどうか、よく確認することが大切だ。