8月25日は「即席ラーメンが発売された日」である。
お湯を掛けるだけで完成する世界初のインスタントラーメンである「チキンラーメン」が1958年の本日、日清食品から発売された。
チキンラーメンは「お湯をかけて2分間」という文句が世に知れ渡り、爆発的なヒットをした。
それまでラーメンは「支那そば」や「中華そば」と呼ばれていたが、チキンラーメン発売以降、全国的に「ラーメン」という言葉が一般的な呼称になっていく。
店で食べるものというイメージだったラーメンが家庭でも味わえるということもヒットした要因のひとつだ。
以降、たくさんの種類が生まれ、世界で約380億食を販売し、国民食として親しまれている。
すぐ美味しい、すごく美味しいチキンラーメン (画像=写真AC)
即席ラーメンは、米やレトルト食品と並んで家に常備されてていることが多い食品だ。
スーパーに行くと、今すぐ必要ではなかったが安売りだったのでつい買ってしまった、ということも多いのではないか。
その一方で、即席ラーメンは健康に悪いと考える風潮も根強く残っている。
それを受け、健康を意識した新商品が数々誕生している。
即席ラーメンは、家庭で様々なアレンジができるため、その家オリジナルのつくり方がある。
子どもの頃に母親に作ってもらった即席ラーメンが忘れられない。
おふくろの味になっている人もいるのではないか。
夜中になると、ダメだと思いながらも、ついつい食べてしまうのが即席ラーメンだ。
しかし、その美味しさは格別であった。
どうして即席ラーメンなのだろうか。
お湯を掛けるだけで食べられるという手軽さが、日本人の体に染みついているから、なのかもしれない。
食卓の風景を変えた画期的な商品だ。